掛かった時間は約45分、金額は500円。我ながら簡単お手軽にホーロー補修ができましたのでその方法を紹介します!(パテの乾燥時間は含めません。)
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洗面台のホーローの穴や傷は放っておくとサビが進行し、水漏れを起こしてしまいます。2003年1月築の中古マンションのgejigeji家には長年放置されてサビが進行した箇所がありました。
補修前の洗面台ホーローの傷とサビ

傷が一番深いのが排水口の縁の部分で、かなり赤黒いサビが目立ちます。


ここは排水口の部分に比べるとまだ赤黒くはなってはいませんが、大きくて目立ちます。

まずは修理に取りかかる前にホーローについてよく知っておきましょう。
ホーローとは
鉄やアルミなどの金属にガラス質の釉薬を焼き付けた陶器で、漢字で書くと琺瑯(ほうろう)と書きます。錆びやすいが物理的な衝撃に強い金属と、錆びないが物理的な衝撃に弱いガラス質をうまく組み合わせた素材です。
酸などに強いため、洗面台の他にも調理器具などにも使用されています。
ガラス質の部分は衝撃に弱いため、化粧品の瓶などを洗面台に落として割れてしまうことがよくあります。gejigeji家もそうです。
ホーロー補修に使った道具と価格

- 紙やすり(#120、#240、#400):188円
- ホーロー補修用パテ:364円
- 割り箸
- 歯間ブラシ
基本は紙ヤスリとホーロー補修用パテのみで作業は完結します。gejigeji家は補修箇所が細い隙間に入り込んでいたので割り箸や歯間ブラシが役に立ちました。
サビ削りには#120以下の紙ヤスリを用意
紙ヤスリには規格があり、#が小さくなるほど目が粗くなります。補修箇所がサビている場合は#120以下の目が粗い紙ヤスリでサビを削り落とす必要があります。サビが無い場合は#200と#400があれば十分です。
#120、#200、#400がほどよいサイズにカットされてセットになっているこちらの製品がおすすめ。
補修作業手順
サビ取り

割り箸の先に#120の紙ヤスリを貼り付け、ゴシゴシと擦ります。あまり削りすぎると穴が空いてしまいそうで怖かったので、赤い色が無くなり黒い部分のみになった時点でサビ取りは終了しました。
ホーロー補修用のパテを混ぜる

緑のキャップと黄色のキャップのチューブを同量で混ぜます。

すぐに混ざりますのでそこまで念入りに捏ねなくて大丈夫です。作業途中で足りなくならないように少し多いと感じるくらいの量にしておくと良いでしょう。
ホーロー補修用のパテを塗り付ける

付属のヘラで塗り終えた洗面台のホーロー。まだ完成ではないですが、ダメージを受けていた部分が隠れるだけでも見映えが全然違いますね!
細かな部分には爪楊枝やその他細い道具を使って塗るとスムーズです。gejigejiはちょうど洗面台にあった歯間ブラシの柄を使って細い隙間にパテを塗りました。

排水口周りはかなり難易度が高かったですね。金具部分に付いたパテはティッシュなどで拭き取れば問題ありません。落ち着いてゆっくりと塗ってくださいね。



塗り終えたら3時間以上乾燥させます。ついうっかり家族の誰かが洗面台を使ってしまわないように使用禁止と書いてテープを貼っておくことをおすすめします。
紙やすりでホーロー補修用のパテを磨いて表面を滑らかに

まずは#120の紙やすりで凹凸をなくしていきます。割り箸の先に貼り付けると鋭角になった部分の端にも力を加えられて良い感じでした。

仕上げに#400の紙やすりで磨きあげて表面を滑らかにすれば完成です。

妻もとても喜んでくれたようで良かった!
まとめ
ホーローは補修できないと言われましたが、この程度であれば全然できますね!傷の表面を磨くのも電動の研磨機など必要なく、紙やすりで事足りました。
gejigeji家は錆びるまで傷を放置でしたが、傷が付いたらすぐに補修することをおすすめします。意外と簡単ですよ~。
仕上げにホーローの表面をコーティングすると、表面の光沢と水弾きが復活します。
gejigejiは浴槽のコーティングに使って余ったコーティング剤を洗面台のホーローにも使いました。よかったらその様子も以下の記事からどうぞ。
関連記事:クリーニング業者でも諦めた浴槽の赤いシミや黒ずみを落とす方法
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