築年数が15年を超え、浴槽の赤みがかったシミや黒ずみが気になるようになった。でも、交換すると5〜60万円かかるし、交換する前にイチかバチかDIYで綺麗にできないものか。どうせ失敗しても、もともと交換する予定だし後悔はしないし。
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そんな方におすすめの浴槽のシミの落とし方を紹介します。
この方法はかなり最後の手段に近いです。築浅の物件でまだまだ浴槽交換の予定がない方は他の方法でやるようにしてください。
2005年築の中古マンションの浴槽のシミ

2005年築とは言え、アイボリーとグレーが基調のデザインなこともあり、浴槽以外はまだまだ経年劣化がそれほど目立たないです。

浴槽の壁面はこのように赤いシミや黒ずみがかなり気になる状態です。壁面の上部には赤いシミ、中段から下部にかけて黒ずみがあるのがお分かりいただけると思います。
クリーニング業者に頼んでも落ちない
gejigeji家が入居した時点で築14年経っており、入居当時からほぼ写真と同じ状態でした。入居のタイミングでお願いした業者さんもお手上げ。
ちなみに、この時点で浴槽はツルツルではなくザラザラでした。
浴槽を綺麗にするのに使った道具
- 耐水ペーパー:#400を1枚、#1000を1枚くらいがおすすめ
- コーティング剤:1セット
gejigejiがとった方法というのは、耐水ペーパーで赤いシミや黒ずみを擦り落とすという方法です。この方法は、浴槽の表面がザラザラになってしまいます。そのため、最終的にはコーティング剤を使って表面をなめらかにする必要あります。
赤いシミや黒ずみを落として、表面をなめらかにする工程まで紹介していきます。
まだ浴槽の交換を検討するほどでもない人はやらないでください。この方法はあくまで、浴槽交換という大きな出費の延命措置として、最後の手段です。
耐水ペーパーで浴槽のシミを擦り落とす

耐水ペーパーは写真のように2×9cm程度の大きさに切って使いました。

人差し指の第一関節と第二関節の間の背中を壁面に擦りつけるように磨き上げていきました。
まずは少しだけ#240で作業してみたのですが、目が粗すぎて浴槽へのダメージが心配でした。なので、最終的には#400で仕上げました。
家にはこれ以上なめらかな番手の耐水ペーパーがありませんでしたが、#400以上でも落とせそうな印象でした。gejigejiはやりませんでしたが、仕上げみがきに#1000を使うともっとなめらかに仕上げられていたと思います。
上の写真を見ると奥の部分にはまだ赤いシミがありますが、手前はだいぶ赤いシミが落ちていることがわかります。
こちらのセットなら#400も#1000も#1500も入っています。なめらかな順に#1500、#1000、#400と赤いシミや黒ずみを落とせるか試しながら番手を下げていけますね。
浴槽を磨き上げるのにかかった時間は45分
gejigejiは洗面台のホーローを修理した際に使った耐水ペーパーを流用したので小さいサイズの耐水ペーパーで作業をしました。結果、浴槽全体を磨き上げるのに45分ほどかかりました。
もう少し大きめの耐水ペーパーを使って手のひら全体で磨くとより効率が上がると思います。
浴槽壁面の赤いシミや黒ずみはほぼなくなった

頑張って磨いたのでかなり綺麗になりました。
水で洗い流して、次は浴槽の表面をコーティングしていきます。
お風呂用コーティング剤で浴槽の表面をなめらかにする

使ったのはこれ、DIY戦隊お風呂用コーティング剤です。これをやると耐水ペーパーで磨いてザラザラになった浴槽の表面が驚くほどツルツルになり、水はじきが良くなります。

手順は簡単で、こんな感じ。
- 浴槽の水分を取り除き乾燥させる
- 付属の専用クリーナーと専用スポンジで浴槽を磨く
- 浴槽を水洗い
- 再び浴槽を乾燥させる
- 付属のクロスでコーティング剤を浴槽全体に塗布する
- 3~6時間放置し、コーティング剤が固まるのを待つ
付属の専用クリーナーと専用スポンジで浴槽を磨く

浴槽の表面に皮脂などが残っているとコーティング剤がうまく濡れないため、最初に全体を軽く磨きます。
磨いたあとはシャワーでクリーナーを洗い流します。
タオルで水分を取り除き、しっかりと乾燥させてから、コーティング剤を塗布していきます。
コーティング剤を浴槽全体に塗布する

コーティング剤をたっぷりとクロスにのせ、浴槽全体に塗布していきます。
ケチらずにたっぷりと塗るのが仕上がりのツルツル度を高めるコツです。コーティング剤の量は余裕があるので安心してください。
独特の臭いがしますので、換気扇や窓を開けるなど換気をしながら作業してください。
乾燥時間3時間で入浴可能、6時間で完全凝固

しっかりと乾燥させれば作業は完了です。これで浴槽が見違えるように綺麗になります。
上の写真では浴槽の天面が壁を反射しているのがわかります。
これでgejigeji家は浴槽の交換という手痛い出費を逃れることができました。
浴槽の赤いシミや黒ずみを落とすのにかかったお金
- 耐水ペーパー:188円
- お風呂用コーティング剤:3,000円
- 計:3,188円
耐水ペーパーは、洗面台のホーローの傷を補修した際に購入したものが残っていたのでその時に買った番手いろいろセットの値段です。セットでなければホームセンターで1枚単位でもう少し安く購入できます。
こちらのセットであればgejigejiが使用した#400も、使いたかった#1000も入っているのでネットで購入されたい方にはこちらをおすすめします。76×140mmが各6枚ずつ入っているので浴槽を磨くぶんには十分な枚数ですね。
コーティング剤はホームセンターには売っているのを見かけないのでネットで買う前提で探した方が良いです。こちらの商品は浴槽に使ったあと、あまった剤を洗面台のホーローにも使ってピカピカに水弾きを取り戻しました。
まとめ
浴槽交換前にこの方法にチャレンジして正解でした。
耐水ペーパーで浴槽を研磨してる最中は心配でしたが、仕上がりには大満足。優秀なコーティング剤にも出会えて良かったです。
gejigejiと同じように浴槽の交換という出費を延命したい方にはおすすめの方法です。
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