チョロチョロと絶えず便器に水が流れ込んでいるトイレは水漏れしています。
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うちの場合はタンク内の止水用ゴム玉の異常が原因でした。
業者を呼ばずに自力で20分程度の作業時間でタンク内のゴム玉の交換ができましたので記事で紹介します。
トイレの水漏れの兆候
- タンク内からチョロチョロと音がする
- 便器内をよく見ると少量の水が流れ続けていた
いずれも注意していないと気づかないレベルですが、気づきにくいのでタチが悪いです。
気づいたときには前年の同じつきより水道代が30%もあがっていました。
トイレの水漏れの原因
水洗トイレはタンク内に水を貯めておいて、流す際にレバーを回すと弁が開きタンク内の水が便器に流れ込む仕組みです。
水が止まらないのはこの弁の役割をしているゴム玉に異常があるということです。
タンクを開けてゴム玉をさわってみると、手が真っ黒に。ゴム玉が劣化(加水分解)して形が少しずつ崩れていたのです。
ということでこのゴム玉を交換していきます。
トイレのタンク内のゴム玉を交換する
水の元栓を締めて水道水を止める

マイナスドライバーやコインなどで時計回りに回して水の元栓を止めます。
タンクの蓋をとる

劣化したゴムから剥離した微細な破片がそこらじゅうにこびりついてます。
ここからゴム玉を取り出していきます。
プラスチックのパーツを取り外す

①と②のパーツを順番に外していきます。

①は真上にそのまま引き上げれば簡単に取り外せます。白い管は外さなくてOKです。上に避けておきましょう。
②はゴリっと反時計回りに回して引き抜きます。ちょっと力がいります。黒いチューブも劣化してもろくなっている場合は破損しないように気をつけましょう。

引っこ抜くとこのようなまっすぐな筒が取り出せます。
これはオーバーフロー管といってタンク内の水がこれ以上の水位にならないように排水する役割をもっています。
ゴム玉を取り出す

奥に見える黒い丸い物体がそれです。
ボールチェーンをフックから取り外し、プラスチックのパーツごとタンクから引き上げます。

こいつが今回の水漏れの原因の劣化したゴム玉です。
触れただけで手が真っ黒になるので、新聞紙やキッチンペーパーなどでトイレが汚れないようにしましょう。
ゴム玉を取り替える

ゴム玉の根元にあるプラスチックのピンを引き抜くと簡単にゴム玉を外せます。

左側のプラスチックの部品はまだ使います。
新しく買ったゴム玉はLIXIL(旧INAX)純正の取替用フロートゴム玉(大)です。
うちは急いでいたので近所のホームセンター コーナンで税込1,408円で買ってきました。
ネットの方が2~300円安いですね。
外したパーツを元に戻す
これまでの手順をさかのぼって元に戻していくだけなのですが、以下3点注意してください。
注意①:オーバーフロー管にフロートの輪をくぐらせる

注意②:フロートのガイド棒をガイド穴に差し込む

注意①②をきちんと押さえないとタンク内でゴム玉が正しい位置に固定できず、水漏れの原因となってしまいます。
注意:③オーバーフロー管は穴に差し込んで回す

オーバーフローには凹凸があります。これを穴側の凹凸とあわせて差し込まないと奥まで刺さりません。
おくまで差し込んだあとは必ず時計回りに回転させて固定してください。
まとめ
半年ほど前からトイレのタンク内からチョロチョロと音が聞こえるのが気になっていましたが、「まあ誰かが流した後かもしれないしこんな音くらいするよな」と放置していました。
ある日、玄関前で奥さんが水道局の検針の人と鉢合わせ。
ということで水漏れが判明しました。水道料金も去年より30%もあがってしまってました。
トイレのチョロチョロ水漏れは気付きにくく、料金もじっくり比較しないとわからないレベルでやっかいです。
トイレのチョロチョロ音が聞こえた場合は水がちゃんと止まっているか確認するようにしましょう。
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