江戸川区は海抜0メートル地帯。これが何を意味するかと言うと、満潮時には海や河川の水面が生活区域よりも高くなることを意味します。高潮や河川の氾濫が起こると否応なく濁流が流れ込んでくるエリア。
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そんなエリアで暮らす私たちは常に以下のことを心がけて生活する必要があります。
- 日ごろからハザードマップを見ておく
- 非常時の備蓄をしておく
- 気象情報には常にアンテナ高く
- 水害リスクを察知したら広域避難する
では、今回はどうしても広域避難ができず自宅で大規模水害に被災してしまった場合に備えについて。一体どれくらいの量の水と食料を準備しておく必要があるかを解説します。
避難の種類
広域避難
大規模水害の危険を伴うスーパー台風が直撃する24時間前までを目安に行う避難行動。江戸川区外の実家や知人宅などに退避します。
域内避難
大規模水害の危険を伴うスーパー台風が直撃する9時間前を目安に行う避難行動。近所の小学校や区民館など頑丈な建物に退避します。地震や台風などで家屋の倒壊の危険がある場合も近隣避難します。
当然、江戸川区内の避難所も浸水してしまいますので垂直避難と組み合わせる必要があります。
垂直避難
大規模水害の危険を伴うスーパー台風が直撃する直前を目安に行う避難行動。自宅建物や避難所の中でも浸水のリスクが低い2階や3階と垂直に退避します。
台風のシーズンは蒸し暑い季節。長期にわたって水道・ガス・電気が止まってしまうと日常生活に様々な支障を来します。
- 洗濯できない
- のどが渇いても水が出ない
- 冷蔵庫の中のものが腐る
- エアコンが使えない
- ゴミが貯まる
- トイレが使えない
こんな状態では自宅の環境はみるみる不衛生に。熱中症や食中毒に加えて感染症のリスクまで高まってしまうのです。
大規模水害時の備え
仮に江戸川区は大規模水害に直面したとします。まずは水害発生前に広域避難をするのがベスト。しかし、何らかの理由によりそれができず、あなたは4階の自宅に待機、垂直避難のみで切り抜けることを決断。そして、大規模水害によって電気やガス・水道は寸断されてしまいました。救助を待ちながら浸水の水位が引いていくのを待つ。命を繋ぎ止めるために一体どれくらいの備蓄が必要でしょうか。
何日分の備蓄が必要か
江戸川区が発表している浸水のハザードマップから想定することができます。

江戸川区では大規模水害時に水位が戻るまで最大で2週間以上かかります。よって、区内にとどまること決めたなら、最低でも2週間分の食料と水を備蓄しておく必要がありますね。
2週間分の食料と水ってどれくらいの量?
飲料水でも大人1人あたり1日3リットルと言われています。これを2週間分なので42リットル。2リットルのペットボトルで21本とかなりの量に。さらに食料が必要。仮に缶詰を1日3個食べるとして、2週間で42個。これを家族の人数分備蓄しておくには相当な場所を必要としますね。
この量を自宅に保管するのはかなりハードルが高いことがわかります。危険が近づいていると分かったら、まずは広域避難をすることが大切なのですね。
大規模水害シミュレーション映像
浸水時の街の様子がわかるシミュレーション映像です。0.5mを超えると歩行可能なエリアがほとんどなくなってしまうことがわかります。
お馴染みの葛西駅周辺のいつもの光景がみるみるうちに様変わりしていきます。
環七の姿はあっという間に水没して見えなくなってしまいました。
新小岩駅周辺も同様にあっという間に別世界に。
もはや海ですね…これでもまだ推移は3~4mほど。最悪の事態の場合は5mを超えることも…

こうなってしまっては自力で江戸川区外に脱出するのは不可能ですよね。江戸川区を含む城東5区で浸水が予想されるエリアの人口は250万人。1日に救助できる人数は2万人が限界というのが国の試算だそうです。
まとめ
2週間の備蓄がいかに大変なことかがよくお分かりいただけると思います。
備蓄も大切ですが、大規模水害の危険が迫っていると感じた際には前もって広域避難をすることが大切ですね。
海抜0メートル地帯の江戸川区では水害にはいつも敏感になっておきましょう。
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